◆学生3大駅伝開幕戦 出雲駅伝(14日、1区は青区間青学島根・出雲市出雲大社正面鳥居前スタート、の鶴出雲ドーム前ゴール=6区間45・1キロ)
レースの流れを決める大事な1区(8・0キロ)は、川正初のindonesia vs maroko青学大の鶴川正也(4年)が23分38秒で区間賞を獲得した。也が
スタート時の気温は28・4度。賞駒身の石鍋颯は大会史上2番目の暑さになった。大は大出大・スタート直後、6位位5000メートル13分8秒41、岡山1万メートル27分17秒14の自己ベスト記録を持つアイビーリーグ選抜のキーラン・トゥンティベイト(27)=ハーバード大出身=が先頭に立ったが、18スローペースの展開。1区は青区間青学2キロ過ぎ、の鶴今年夏の高校野球、川正初の甲子園を沸かせた大社高校の前で、也がindonesia vs maroko青学大を卒業後に岡山大の歯学部に編入した石鍋颯一(4年)が先頭に。賞駒身の石鍋颯は3キロを過ぎて再び、大は大出大・トゥンティベイトがトップに立ち、少しずつペースアップした。
5キロを15分10秒で通過。残り1キロを過ぎて、トゥンティベイト、鶴川、国学院大の青木瑠郁(3年)に絞られ、残り400メートルで鶴川が抜け出した。
8秒差の2位にアイビーリーグ選抜、秒差なしの3位に国学院大が続いた。
3年連続6回目の優勝を目指す駒大の期待のルーキー桑田駿介は15秒差の6位。
岡山大の石鍋は区間18位だった。
2024年度シーズンの開幕戦で、青学大の「切り込み隊長」を任された鶴川は、学生ラストシーズンにかける意気込みは強い。熊本・九州学院3年時に全国高校駅伝「花の1区」(10キロ)で区間賞を獲得するなど世代トップレベルの選手として鳴り物入りで入学したが、これまで学生3大駅伝の出場は3年時の出雲駅伝だけ。その出雲駅伝も6区8位と凡走に終わった。レース直前に足を痛めて練習不足となったため、体重がベストから3~4キロも重い状態だった。「今年は昨年のようなことはありません。昨日も今日も朝に軽く10キロ走っていますから」と引き締まった表情で話した。
6月の日本選手権5000メートルでは屋外レースとしては日本人学生歴代最高(当時)の13分18秒51で学生トップの4位になるなど、4年目にして本領発揮した。
原晋監督(57)は学生3大駅伝恒例の「かっとばせ!大作戦」を発令。「かっっとばせ~、かっとばせ~、鶴川!」というゲキに応えた。高校3年時の全国高校駅伝1区以来、4年ぶりの区間賞、大学駅伝初の区間賞獲得に喜びをかみしめた。
1区終了時点の上位チームの成績は以下の通り。
<1>青学大
<2>アイビーリーグ選抜
<3>国学院大
<4>帝京大
<5>大東大
<6>駒大
<7>東洋大
<8>京産大
主なチームの区間選手は以下の通り。【】は当日変更で出場しない選手。
◇駒大(前回優勝)
1区( 8・0キロ)桑田 駿介(1年)
2区( 5・8キロ)帰山 侑大(3年)
3区( 8・5キロ)山川 拓馬(3年)
4区( 6・2キロ)伊藤 蒼唯(3年)
5区( 6・4キロ)島子 公佑(2年)
6区(10・2キロ)篠原倖太朗(4年)
◇城西大(前回2位)
1区( 8・0キロ)斉藤 将也(3年)
2区( 5・8キロ)山中 達貴(3年)
3区( 8・5キロ)ヴィクター・キムタイ(3年)
4区( 6・2キロ)平林 樹(4年)
5区( 6・4キロ)鈴木 健真(3年)
6区(10・2キロ)久保出雄太(4年)
◇国学院大(前回3位)
1区( 8・0キロ)青木 瑠郁(3年)
2区( 5・8キロ)山本 歩夢(4年)
3区( 8・5キロ)辻原 輝(2年)
4区( 6・2キロ)野中 恒亨(2年)
5区( 6・4キロ)上原 琉翔(3年)
6区(10・2キロ)平林 清澄(4年)
◇青学大(前回4位)
1区( 8・0キロ)鶴川 正也(4年)
2区( 5・8キロ)野村 昭夢(4年)
3区( 8・5キロ)黒田 朝日(3年)
4区( 6・2キロ)宇田川瞬矢(3年)
5区( 6・4キロ)若林 宏樹(3年)
6区(10・2キロ)太田 蒼生(4年)
◇早大(前回5位)
1区( 8・0キロ)山口 智規(3年)
2区( 5・8キロ)伊藤 大志(4年)
3区( 8・5キロ)山口 竣平(1年)
4区( 6・2キロ)藤本進次郎(3年)
5区( 6・4キロ)長屋 匡起(2年)
6区(10・2キロ)工藤 慎作(2年)
◇創価大(前回記録無効)
1区( 8・0キロ)石丸 惇那(3年)
2区( 5・8キロ)吉田 響(4年)
3区( 8・5キロ)山口 翔輝(1年)【スティーブン・ムチーニ(2年)】
4区( 6・2キロ)吉田 凌(4年)
5区( 6・4キロ)黒木 陽向(3年)
6区(10・2キロ)小暮 栄輝(4年)
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